風邪薬を飲んだあと、アルコールはどのくらい時間を空けたらいいの?
「風邪薬を飲んだらお酒はだめ」
よく言われますね。
なぜ、アルコールを飲んだらいけないの?
また、どれぐらい時間を空けたらアルコール飲んでも
いいのかについてご紹介させていただきます。
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目次
なぜ風邪薬の後にアルコールはダメなの?
風邪薬を飲んだあとに、アルコールを
飲んではいけない理由は2つあります。
一つ目の理由は、
風邪薬を飲んだ時もアルコールを飲んだ時も胃に負担をかけてしまう
からなんですね。
二つ目の理由としては、
アルコールと風邪薬の一部の成分が肝臓に入ると
相乗効果で悪酔いする成分を作ってしまうということがあります。
風邪薬とアルコールが胃に負担をかけるとは?
胃が痛いとは胃の粘膜を傷めてしまうという事です。
胃壁の表面は粘膜で出来ています、
普段食べ物を食べた時胃が痛くならないのは、
胃粘膜の表面にムチンという胃粘膜を胃酸から保護する物質が
コーティングされているからで、
アルコールや風邪薬を摂った時にこのムチンを溶かしてしまいます。
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ムチンが溶けてしまうと粘膜はそのままの状態で
胃酸を受け止めなくてはいけない状態になります。
けがをした時に傷口に消毒薬をつけるとしみるのと一緒です。
剥き出しの胃粘膜に肉をも溶かす胃酸の攻撃・・・
想像するだけでも胃が痛くなります。
胃の粘膜やムチンの量は人それぞれですが、
風邪をひいた時に十分な栄養が
摂れないとなかなか治るものも治りません。
風邪薬を服用してアルコールを飲むと悪酔いするの?
口に入ったアルコールは
胃や小腸で吸収され肝臓で分解されます。
薬を飲んだ時の代謝も肝臓で行われているので、
肝臓は大忙しです。人により代謝できる量は違いますが、
許容量以上にアルコールを摂取してしまうと、
代謝できないアルコールが体内に残ってしまい
悪酔いもしくは二日酔いになってしまいます。
風邪薬を飲んだあとアルコールはどのくらい時間をあけたらいいの?
市販の風邪薬を飲んだときは、
一日3回飲むものであれば6時間、
一日2回のものは10時間開けてから
アルコールを飲むようにしましょう。
注意しなくてはいけないのは「抗生物質」を飲んだ時です。
抗生剤の中には2回飲んだだけで
一週間位効果が持続するものもあるので、
効果持続型の薬を飲んだ時は6日程度開ける必要があります。
しかし、風邪薬を飲んだとき
全ての薬でアルコールを飲んでいけないわけではありません。
※市販の総合感冒薬の添付文書ではアルコール摂取は控えましょうと書いてあります)
風邪の初期に飲む漢方薬 葛根湯 は消化機能を促進し、
肝臓の働きを助けるのでアルコールとあわせて飲んでも
胃痛や悪酔いをする心配はありません。
また、アルコールは「酒は百薬の長」
とも言われることがあります。
ビールならば一缶、日本酒なら一合程度の飲酒は
身体を温め睡眠の導入を助けてくれます。
風邪薬を飲んでいても飲めるお酒
風邪薬を飲んでいても飲めるお酒はあります。
それは 卵酒 です。
作り方の動画がありますので紹介させていただきます。
たまご酒を作ってみた!
卵酒以外にも風邪に効く飲み物って以外にたくさんあります。詳しくは「風邪に効く飲み物は?」の記事でご紹介しています。
まとめ
今回は、「風邪薬を飲んだあとアルコールはどのくらい時間をあけたらいいの?」
というテーマで書いてきました。
しかし、風邪のときは、とりあえずゆっくり
身体を休めてしっかりと風邪を治すことが一番です。
風邪は万病もと、
こじらせてしまえば当分お酒は飲めなくなってしまいます。
体調が良くない時のお酒より、
元気で飲むお酒の方がきっと美味しいですよ。
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この記事を書いた人

- 編集長
- Zetta編集長を務めていますジェイドです。
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